「痔にはボラギノール」は本当か試してみた
痔に悩む同胞たちへ、今日は大切なレポートを届けたい。
最近、私も痔に悩まされるようになってしまいました。これまで快便だったのに、不規則な生活が祟ったのか、便秘がちになってしまいました。この便秘が原因で、晴れてみなさんの仲間入りですよ。全然嬉しくない。
痔になる最大の原因は便秘と言われています。
出そうなのに出ない、いきんでも出ない、ついついトイレ時間が長くなります。そして腸が圧迫されたり、うっ血したり、肛門にダメージが蓄積されて、ある日突然「いたたたた…」となるのです。
私が便秘になった原因は不規則な生活にあるだけでなく、梅雨のためにロードバイク通勤ができなかったことにもあります。ある日、半月ぶりくらいにロードバイクに乗ったら、お腹の中のサイクルも急速回転し、便がブリブリと噴射されました。あの日は確か1日に3回は噴射したと思います。
これが良くなかった。噴射したあとの僕の肛門君は甚大な被害を被っていました。
ジンジンと痛む肛門君をいたわるために、すぐに薬局へ向かいました。そう、「痔にはボラギノール」を身をもって試すために。
いくら「なんでもあり」の物欲ブログを書いているとは言っても、まさか痔の薬に関してエントリーを書くことになるとは思ってもみなかった。
神様は時に残酷である。残酷であるが故、非情とも思える試練を与え給うのである。痔に苦しめられている同胞達への救いとなる使命を、この私に与えられたのだ。
ボラギノールとは?
ボラギノールについては皆様もよくご存知かと思いますが、「痔ビギナー」のためにおさらいしておきましょう。
ボラギノールとは、「天藤製薬株式会社」から発売されている痔のお薬(指定第2類医薬品)です。TVCMでもおなじみで、有名な痔の薬ですね。
ボラギノールのA・Mの違いは?
ボラギノールは、大きく分けてAとMの2種類があります。Aはステロイド配合、Mはステロイド非配合です。ステロイドが配合されている方が効きが良いと言われていますが、ステロイドの長期使用は良くないそうです。なので、短期決戦ならA、長期的に痔と付き合っていく人はMとなります。
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まあ、長期的に痔と付き合うのは苦行以外の何者でもありませんから、ステロイド配合のAシリーズで、さっさと直してしまいたいものです。
そうそう、ボラギノールには「EP」という内服薬もあります。EPで体内からもアプローチすれば、より治りが早まるかもしれません。
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ボラギノールの効果は?
さてここからが本題です。私が実際に使ってみたのは「ボラギノールA注入軟膏」で、肛門の中も外も両方に対応できる優れもの。
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当案件はおそらく日本人に一番多いとされる「痔核」、いわゆるイボ痔です。ボラギノールA注入軟膏を肛門君にギュッと挿入し、ブチュっと軟膏を注入するわけです。結構イヤな感じですが、早く痛みとはおさらいしたいので、グッと我慢。あ、力を入れるとズキンと痛む。
ボラギノールA注入軟膏:1日目
生まれて初めての痔の薬デビュー。全然嬉しくない。
肛門君をシャワーで清潔にして、いざトライ。どこにどう付けていいか分からず、とりあえず外側に塗布してみた。塗布!塗布!
後で知ったのだが、イボ痔の場合は中に注入しなくては意味がないらしく、この日の塗布には効果を感じられなかった。当たり前である。
ボラギノールA注入軟膏:2日目
1日目の塗布で効果を感じられなかった私は、「半分は注入、半分は塗布」という行動に出た。しかし、注入にビビってしまい、中途半端に肛門君に差し込んだため、さほど効果は得られなかった模様。
物欲太郎の意気地なし!
ボラギノールA注入軟膏:3日目
あるネットの記事で、痔の痛みを和らげる方法として「お風呂にゆっくり浸かる」という情報をゲット。さっそくお風呂をためて、浸かってみる。
う~ん、極楽極楽。お風呂に浸かっている間は、あまり痛みを感じない。あとは気合いを入れて注入するだけだ。
この日は、思い切ってボラギノールをグッと挿入し、ブチューっと注入。あとは痛みが引いてくれるのを待つだけだが、あまり効果を実感できずに就寝。
ボラギノールA注入軟膏:4日目
この日は朝から肛門君が悲鳴をあげていた。起床時、身体を起こす動作も慎重になる。なるべく下半身に力を入れないように起きた私は、お風呂を湧かす。そう、下半身を暖めるために。
お風呂からあがると、例のごとくボラギノールをブチューっと注入。この注入時の格好が、これまた情けない。誰にも見られたくないものである。
この日は少しだけ便が出たこともあり、痛みは比較的穏やか。後で気付いたのだが、便意があると、肛門君の中が痛くなり、放出すると痛みが和らぐのである。この日は全体的に快調であった。
ボラギノールA注入軟膏:5日目
朝のシャワーの後、例のごとくボラギノールをブチューっと注入。この情けない姿勢にも少し慣れてきた。全然嬉しくない。
前日に引き続き、全体的に痛みが緩和してきた模様。しかし、便意があると中から痛みを感じるので、素早く、そして優しく便を放出することに心がける。
このまま一週間を経過するころには、かなり良くなっているのではないだろうかという期待に、肛門君がムズムズしている。
ボラギノールまとめ
この一週間弱、人生で初めて痔の苦しみを味わいました(まだ継続中ではあるのですが)。
痔になってみて、「こんなに苦しいなんて、僕はどれだけ不幸なんだ」と感じていたのですが、悪いことだけではありませんでした。
ひとつは、肛門君の大切さに気付けたこと。彼をいたわることの大切さを学びました。辛いものを食べ過ぎない、トイレに長時間はいらない、同じ姿勢を続けない、など。
そして良かったことがもうひとつあります。
ある日、あまりの痛さのため仕事にならず、いつもより早い時間に帰宅しました。いつも私が帰宅するのは深夜で、子どもたちは寝ています。でも、その日はまだ家族が食事をする前の時間に帰宅しました。子ども達は私の突然の帰宅に驚き、そして喜び、家族が揃って食事をすることができました。
これも痔になったおかげ、とすれば、痔の全てが悪いわけではないんだな、とも思えてくるのです。
確かに痔の痛みはつらいです。これは、なってみなくては分からない苦痛です。でも、本当に大切なのは、痔になった時にどうするか、どのように暮らしていくか、そして、どのように痔と向き合っていくのかだと思いました。
だから、「痔にはボラギノール」。
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